トルコの軍楽ーオスマンの響き
久しぶりに“オスマンの響き”を聴いています。
なにげにオスマンかというと、このCDの中に“古い陸軍行進曲「ジェッディン・デデン(祖先も祖父も)」”という曲があって、あの有名な、NHKドラマとしては格調の高かった向田邦子さんの『阿修羅のごとく』で使われたものだからです。
この曲を聴くと何故か不思議な世界に迷い込んだような、ファンタジックな気分になれるのです。
『阿修羅のごとく』は向田作品の中でも極めつけの怖い作品です。
家族皆それぞれに平穏な生活をしていると思いきや、ところがどっこい、そんなつくられた家族の仮面なんか一皮剥げばそれはそれは魑魅魍魎、男も女もこれ“阿修羅”になってしまうのだ。
トルコの軍楽ーオスマンの響き「ジェッディン・デデン(祖先も祖父も)」が何故このドラマの中で延々と流れていたのか知る由もないが、向田さんの狙いは鋭く、緊迫感があって鬼気としたものでした。
特に加藤治子は怖くて存在感があった。“阿修羅”そのものでした。
最近というか、もうかなり前になってしまったけど、北野武がカローラのTVコマーシャルに出ていたとき、そのBGMで流れていて、ファンタジックな気分になってしまってamazonでようやくというか、探し当てて購入したものです。
トルコの軍楽とは知りませんでした。
TVコマーシャルでたけし曰く、
「君もそろそろ変わらなくちゃ」ウロオボエ。(^^;
われわれの時代は車といえばカローラでした。
かつてその時代を生きた今のおっちゃん連中に“カローラだって変わったんだから君も変われよ”って言うメッセージと受け取ったのですがカローラ、確かに大変身した高級感のあるものでした。
でBGMがなにげに「ジェッディン・デデン(祖先も祖父も)」かは解るはずもないのですが、このコマーシャルに携わったスタッフの中に、向田ドラマ”阿修羅のごとく”に心酔していたお方がいた、こう読んでおりますが。。。
マイカー、実はカローラに変わっちゃいました。
わたくしめも変わりました。ホントカヨ。
iTunesからリピートで“阿修羅のごとく”が、否、「ジェッディン・デデン(祖先も祖父も)」が繰り返し繰り返し流れております。やはり不思議な気分を彷徨っております。
永遠の恋人、向田邦子さんに合掌。
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